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vol.1 各劇作家からのコメント
 
 
 
プリーズ!!」担当 とよまる

戯曲がはじめて声になって耳にもどった感動は忘れない、でも本当に忘れてはいけないのは「恐怖」。詰めの甘さがもとの居心地の悪さと後悔。「ほんとにこれで満足か?」もうひとりの自分を鬼にして劇作を続けよう。あ〜でもほんとコワかった。

「みそ汁の味が変わった。」担当 越智
 
劇作家としての学び

今回は、自分にとって、初めてのリーディング公演でした。劇作家としての学びについて共有します。

 

▼戯曲に対する意識が高まった

今回驚いたのが、ト書き含め、書いた言葉が全て自分の作品として表現されるということ。そして、言葉のみで、表現しなければならないということ。これ当たり前かもしれないんですが、いかに自分が戯曲に対する意識が低かったかと、気づかされました。書いた言葉は一言一句、自分の作品。こうした意識で戯曲に向き合えるようになったのは、書く人間として前進できたのではないかと思ってます。

 

▼自分だけではたどり着けなかった場所に行けたこと

多くの人からフィードバックをもらいながら戯曲をつくりあげていったことは、すごく貴重な経験でした。とくにフィードバックをもらえるのは、一緒に公演をつくる実際に戯曲を書いているメンバー。さらに、世代もばらばら。正直、これはなかなか珍しい座組みなんじゃないでしょうか。

 

良い公演にするためにより良い戯曲にするためにみんなが知恵を貸してくれる。自分にはなかった視点や、さらに深めるための糸口をもらえる。そのおかげで、自分がこれ以上無理...と思っていた以上のところにたどり着けたと思っています。本当に感謝です。

 

戯曲を書く人間として発表の場があるというのは本当に励みになると実感しました(というか、ないと追い込めないんですよね...)普通の公演って、準備期間がかなりかかるから、1年にそう何回もできるもんじゃない。でも、リーディング公演ならもう少したくさんできるかもしれない。戯曲家の成長の場として、リーディング公演の可能性も感じました。

「うつしみ鏡」担当 椿
 
戯曲セミナーで同じ戯曲家を目指す仲間に出会え、
今まで劇団で好き勝手に脚本を書いて行き詰まっていた私でしたが、リーディング公演で戯曲を提供をした際に忌憚のない意見を言ってもらえ、自分の思い込みの部分を客観的に知ることが出来ました。
文字だけで、伝えたいことを的確に伝えられているのか?
思う通りの効果を表現出来ているのか?
などなど、改めて自分の足りない部分を見つめ直すことが出来ました。

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